Q夢想
侍7の9main
剣風
ちょっとまた、剣道場のおはなしです。
始めたばかりのころは、なによりも基本を大切にするので、みな似たり寄ったりの
動きになります。でないと、昇級試験にもなかなか受かりません。
それが、初段ちかくにもなると、ガラリと変わってきます。
個性をもつというか、ヘンになるというか…。
やたらと相手の周りをピョンピョン跳ねながら移動する先輩がいました。
あれで最後まで保つのか?と心配になるほどの運動量です。
その先輩のアダナは「ラビット」でした。出っ歯なところもソックリで。
女子よりも高い発声をする同期のコもいました。
コドモのころの発声はというと、牽制するときには総じて「ヤー」です。
打ち込むときは「メン」「コテ」「ドウ」きちんと正しく大きな声で叫びます。
でないと、有効打として、なかなか認めてもらえません。昇級試験にも、以下略。
それが、成長すると、ヘンな声になります。
打ち込んだときもそうですが、牽制中なんて、カタカナ表記にもしにくいです。
あえて書こうものなら……喘ぎ声に聴こえてきそうです…。
実際には叫んでいるので、そんなコトもないのですが。
で、そのコのアダナは「ソプラノ」または「ウラゴエ」
常に上段の構えをする先輩もいました。
上段は向き不向きがあるので、それを使う者は当時、珍しかったです。
その先輩は長身な方だったので、兵法としてもピッタリでした。
対峙すると、正直、怖かったです。
で、上段の構えに入ってゆくのは結構、難儀するので、大概「突き」で対抗します。
ヘタに大きなアクションで仕掛けると、即、上段からの打ち込みを喰らう故。
直線の最小の動きである突きを、できるだけ最速の踏み込みでします。
相手もそれを防ぐために、これまた最小最速の動きで、突いてくる竹刀の切っ先を、
握る柄の底部分で叩き落とそうとします。
( たいていソレまでにアタマしばかれとるっちゅーねん )
構えを崩すコトはできるのですが、そのときに竹刀が割れてしまうコトもしばしば。
上から叩き落とされる竹刀が、胴に向かって中途半端に突くようなカタチになり、
衝撃が強過ぎたときなんかに、割れてしまうのです。
そのたびに竹刀を交換し、後で破損した竹を組み直さなければなりません。
これが結構、面倒で…。 その先輩のアダナは「壊し屋」でした。
試合なんかのときに見学者がくるのですが、たいていはダレがダレやら分からないと
よく言われていました。バッチリ防具を装着していますからね。
でも、分かるものには分かってしまう、ヒトそれぞれの個性…。
本当の実力や強さは、応用を掴み、個性をもってはじめて見えてくるもののようです。
初期のころの基本に徹するカツが、終盤に良くも悪くも変わったところとか、
ほかのサムライたちの個々の殺陣の様子が、そんなふうでした。
Qにもあったハズの幼いころを思うと、なんだか微笑ましくも思えます。(結局ソレ)
拍手、アンケ回答、ならびに返信不要のコメントをくださった方々さま、
ありがとうございます! とても嬉しいです。
寒い夜にはソレらが、より温かいものとしてヌクヌク沁み込んできましたっ。
そんな心情で、現進行中の夢話の中に、キュウとヒョゴのシーンを当初の予定よりも
増やそうと思い立ち、結果、長くなりそうなので後編に分けるコトとなりました。
やっとヒョーゴが戻ってきたトコロで、いったんキリとさせていただきます。
そして、この後すこし、久々にパラレルを挟もうかと…。
アンケ変更後、うれしくもパラレルを押してくださった方々さまに、
遅ればせながら御礼の意味を込めて。中味は期待薄々ですけれど…。
夢を読みにきてくださっている方さま、夢を押してくださった方々さまには
またお越しいただけるコト、切に願っております。よろしくお願いいたします。
| HOME |

進行中の話のみ逆表示